千葉県内における特定失踪者(拉致疑惑)の失踪状況(公開者のみ)

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① 田村 正信(たむら まさのぶ)

失踪年月日 昭和35年(1960)5月

失踪場所  館山市(横浜市)

失踪時年齢 23

職業等   会社員

特徴など  170㎝

失踪状況  横浜市の会社に勤務していたが、館山市にある大手水産会社に転職するため、館山の親戚(おじ)の家に宿泊し、その会社の面接を受けに行った。その帰りにおじの家に戻らず、消息不明。横浜市の下宿先から、身の回りのものは特になくなっていない。

 

②山下(飯塚)平 (やました・いいづか たいら)

失踪年月日 昭和35年(1960)6月19日

失踪場所  東京都江戸川区(習志野市?)

失踪時年齢 25職業等   金属加工業特徴など  色白 おとなしい感じ

失踪状況  東京都江戸川区の自宅兼勤務先から「習志野市の谷津にあるバラ園を見に行く」といったまま失踪。

 

 

③加瀬 テル子(かせ てるこ)

失踪年月日 昭和年37(1962)4月

失踪場所 海上郡海上町

失踪時年齢 17

職業等 家事手伝い

特徴など 身長158cm 細面

失踪状況

午後、海上町の自宅から美容室に出かけてそのまま行方不明。所持金はパーマ代金のみ。翌日には新宿コマ劇場へ観劇に行く約束を叔母としていた。

脱北者が北朝鮮から持ち出したとされる写真が、鑑定の結果、加瀬テル子さんであることが極めて高いことが判明。また、同じ脱北者が「同一の人物」とするもう一枚の写真も、加瀬テル子さんである可能性がある。

平成16年12月17日、千葉県に告発状提出。

 

④古川 了子(ふるかわ のりこ)

失踪年月日 昭和48年(1973)7月7日

失踪場所  千葉市

失踪時年齢 18

職業等   会社員(三井造船)

特徴など  身長157㎝。中学で水泳部、高校で卓球部部長。書初めで入選。簿記、珠算、和文タイプ等資格あり。文字を書く際は両利き。

失踪状況

午前中に市原市の美容院に行き、午後から母親と千葉市内に浴衣を買いに行く約束をしていた。昼前に美容院に「今日の予約はキャンセルしたい。今千葉駅にいる。」などと電話をしたまま失踪。前日に始めてもらったボーナスは手つかずで置いてあり、その後預金口座から金は全く下ろされていない。

元北朝鮮工作員安明進氏が、「91年に平壌市内の病院にいた女性と似ている」と証言。

平成16年1月29日、千葉県警に告発状提出。

平成17年4月13日、政府に対し拉致認定を求め東京地裁に提訴。

 

⑤江藤 健一(えとう けんいち)

失踪年月日  昭和48(1973)年8月19日

失踪場所   千葉市幕張町?

失踪時年齢  20

職業等    会社員

千葉大工業短期大学部印刷工学科2回生

特徴等    身長175㎝、体形は普通。小指の片方が曲がっている。神は縮れ毛、一重瞼。

失踪状況   失踪当日の朝八時、勤務先に「明日から出社する」と電話。友人3人が千葉市幕張のアパートに来たが留守。次の日の正午まで待つが帰らず。直前の8月13日、大阪の実家に帰省している。

成17年4月13日、政府に対し拉致認定を求め東京地裁に提訴。

 

⑥遠山 常子(とおやま つねこ)

⑦関谷 俊子(せきや としこ)

⑧峰島 英雄(みねしま ひでお)

 

⑥遠山 常子(とおやま つねこ)

失踪年月日  昭和49(1974)年7月11日

失踪場所   千葉市失踪時年齢  17

職業等    千葉市内スーパーマーケット勤務 高校生(定時制)

失踪状況   遠山さんと、幼馴染で同級生の関谷さん、関谷さんの親戚の峰島さんの3人は、峰島さんの兄妹が勤務する千葉市院内町の飲食店で食事をした。峰島さんが「二人を家まで送ってくる。戻ってくるから、食事を用意しておいてくれ」と兄妹に言い残し、車で店を出たまま3人とも失踪。峰島さんの車(赤いマークⅡ)も未発見。失踪の当日は関谷さんの引っ越しの日で、引っ越しが終わった後に3人で飲食店に来た模様。失踪以降、何ら手がかりとなるものは無し。

遠山さんと関谷さんは古川了子さん(昭和48年失踪)と同じ高校の定時制で3学年下。古川事件の1年後の同じ7月の失踪。

 

⑦関谷 俊子(せきや としこ)

失踪年月日  昭和49(1974)年7月11日

失踪場所   千葉市

失踪時年齢  17

職業等    薬品会社勤務 高校生(定時制)

失踪状況   遠山常子さんの項を参照

 

⑧峰島 英雄(みねしま ひでお)

失踪年月日  昭和49(1974)年7月11日

失踪場所   千葉市

失踪時年齢  21

職業等    会社員(千葉市内の電話工事会社)

失踪状況   遠山常子さんの項を参照

 

⑨鈴木 正昭(すずき まさあき)

失踪年月日  昭和52(1977)年8月30日

失踪場所   千葉市

失踪時年齢  25

職業等    団体職員

失踪状況   失踪当日、前の職場の同僚が自宅アパートを訪ねて行ったところ、千葉市寒川町の路上で女性と話し込んでいた。以後情報なし。

 

 

⑩鵜沢 幹雄(うざわ みきお)

失踪年月日  昭和53(1978)年12月15日

失踪場所   夷隅郡御宿海岸付近

失踪時年齢  24

職業等    会社員

特徴など   身長165㎝、体重約60㎏。肩ががっちりしているが痩せ型。笑うと前歯に金歯がちらっと見える。

失踪状況   当日退勤後、自宅に戻り、先輩の車で会社の忘年会のあった御宿海岸の民宿旅館に向かう。着替えも免許証も持たず小銭のみ。泊りがけだったのでかなりの量の酒を飲み、夜10時頃サンダルを履いて外へ出る。サンダルは海岸手前の堤防のところにバラバラに脱ぎ捨てられていた。

その堤防近くで夜釣りをしていた人が、「旅館のほうから一人でふらふら歩いてくる人がいて、反対側から別の人が一人近寄ってきたので知り合いかと思った。気づいたら二人ともいなかった」と言っている。

 

⑪伊藤 克(いとう まさる)

失踪年月日  昭和60(1985)年8月29日

失踪場所   旭市

失踪時年齢  42

職業等    農業(メロン栽培)

特徴など   身長160㎝、体重57㎏。小柄で筋肉質。目が大きく、眉と目の間がくぼんでいる。前額がはげあがっており、左足すねに手術跡。

失踪状況   メロン組合の役員3人で電車で東京の市場に行き、帰りに総武本線旭駅からタクシーに乗ったまま帰宅しなかった。5万から7万くらいの現金だけ所持。免許証、通帳、印鑑も持っていない。

旭駅から乗せたタクシーの運転手の話では、自宅から400mも手前で下車したという。今まで一晩も無断でよそに泊まったこともない。応用もきかないくらい几帳面な性格。

 

⑫岡元 幸弘(おかもと ゆきひろ)

失踪年月日  昭和62(1987)年8月31日

失踪場所   神奈川県横須賀市(松戸市在住)

失踪時年齢  32

職業等    ラーメン店店長

特徴など   身長約175㎝、体重65㎏

失踪状況   失踪前日、釣りに行くといって松戸市の家を出たまま、翌日昼の開店時間になっても戻らず。神奈川県の東電横須賀火力発電所付近で釣りをしているところを目撃されている。車も残っていた。

当時営業も順調であり、仕事にも張り合いを持っていた。借金もなかった。

失踪時浦賀署でも付近の捜索やヘリコプターでの捜索、海保の海上捜索なども行ったが発見できなかった。

 

⑬田中 正道(たなか まさみち)

失踪年月日  平成5年(1993)年6月7日

失踪場所   習志野市

失踪時年齢  44

職業等    建設業、鍛冶工、とび職

特徴など   身長168㎝、55㎏。痩せ型。測量、ガス、足場、玉掛の技術を持っている。

失踪状況   5月16日、「急性アルコール中毒になり入院した」との連絡が千葉市の病院から鹿児島に住む家族にあった。「身内が近くにいないので、他の人より長く入院させるから」と言われ、6月3日まで入院。

退院前に主治医から鹿児島の妹に電話があり、「そろそろ退院する。妹の世話にはなりたくないと言っているので、病院のほうで仕事を紹介します」と言われた。(のちに主治医はそういう話はしていないと言っている。)

6月2日、本人から「明日退院するので、免許の更新に茨城に行ってくる」と連絡あり。

6月6日、茨城県交通協会で講習を受けたことは免許証で確認。

6月7日、千葉市内の友人宅に寄り、「今から仕事に行く」と言って出て行ったのが最後。

6月11日、本人の車が習志野市内の路上に放置してあるとの連絡あり。車は慌てたように斜めに放置、キーがついたまま、ドアの鍵も開いており、後輪がパンクしていた。車内には免許証、保険証、預金通帳印鑑、入院時の下着類、仕事着、アドレス帳があった。車が置かれたのは10日夜半か11日早朝と思われる。

北朝鮮にいるとの不確定情報がある。

 

⑭佐藤 剛生(さとう たけお) 編集 ]

失踪年月日  平成9年(1997)年7月29日

失踪場所   船橋市JR駅近く失踪時年齢  25職業等    会社員

特徴など   身長170㎝、体重70㎏。眼鏡使用。水泳・長距離走経験あり。

失踪状況   7月28日22時頃、先輩と帰社。翌29日11時20分頃、出社しないため、会社から船橋市の寮に電話。寮の管理人が部屋を見に行ったところ、本人は電話中。かなりの長電話だった。その後本人の姿を見かけた者はいない。8月1日と4日は会社の先輩グループと登山の計画があり、有給休暇申請済み。写真が寮に残っていない。その他持ち出したものは特定できない。パスポートも後日発見。仕事上の問題なし。国外には出ていない。サラ金の借入なし、その他手がかり、痕跡なし。

 

⑮酒井 勇夫(さかい いさお)

失踪年月日  平成11年(1999)年12月23日

失踪場所   広島県広島市(鴨川市在住)

失踪時年齢  29

職業等    会社員(食品関係機械製造業)

特徴など   身長170㎝、体重90㎏。

12月18日から、同僚2名と鴨川市の自宅から広島市の食品会社に出張(牛乳製造ラインの移設作業)し、本人が責任者で作業を行う。20日に主たる工事が終了したので同僚2名は帰京。以降1名で22日まで微調整作業のため勤務。

23日午前4時46分ホテルをチェックアウトしたが、食品会社には出社せず。同日12時35分にホテルから北東方向17キロ先の広島県安芸高田市のATMコーナーで、1万円、5万円の2回に分けて本人名義の口座から現金が引き出されている(本人かどうかは確認できず。)以後消息なし。

なお早朝のチェックアウトは工場ラインの稼働に合わせるためで、前日、前々日と同じ。

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